【成功モデル】ジャムおじさん
『与える人と奪う人は、
どちらが成功しやすいのか?』
今日はこんなテーマで
書いていきますね。
エンパシーライティング(R)の
中野巧(こう)です。
・与える人(ギバー)
・受け取る人(テイカー)
そして、もうひとつが
・バランスを取る人(マッチャー)
このあたりを踏まえつつ、
「ジャムおじさん」最強説を
ひも解いていきます^^
さっそく本題をどうぞ!
■ テイカーとギバーの違い
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先の3つのタイプは、
下記の書籍からの引用です。
GIVE & TAKE
「与える人」こそ成功する時代
アダム グラント (著)
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もう少し定義を明確にしていきます。
▼テイカー
・目的:テイク
・考え方:自分中心
・与えるより多く受け取ろうとする
▼ギバー
・目的:ギブ
・考え方:相手中心
・受け取る以上に与えようとする
▼マッチャー
・目的:ギブ&テイクの帳尻合わせ
・考え方:利益・不利益のバランス
・ギブとテイクがバランスするようにする
*
テイカーは、損得勘定で動くので
「記録」が重要になります。
それに対して、ギバーは
「記録」よりも、いい思い出の
「記憶」を大切にする。
時間を経ても人間関係のつながりで
思いがけず恩恵を得るのが
ギバーなので損得勘定ではないんですね。
お察しのとおり、
成功しやすいのは「ギバー」。
長期的な視点で考えると
最終的にギバーのほうが
得るものが多いよね、という話なのですが
時間的&心にゆとりのある人でないと
なかなかギバーにはなれません。
明日のパンに困っている状態では
ギバーになるのは、実際問題、難しい。
■ 成功するギバーの特徴
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明らかにギバーだけど
なぜか、あまりうまくいっていない。
あなたの周りにも、
こんな人がいないでしょうか?
成功するギバーには、
実は特徴があるんですね。
次のマトリクスを思い浮かべてください。
●横軸:他者利益への関心
◎縦軸:自己利益への関心
・左下:無気力な人
└ 自己利益:低/他者利益への関心:低
・左上:自己中心的なテイカー
└ 自己利益:高/他者利益への関心:低
・右下:自己犠牲的なギバー
└ 自己利益:低/他者利益への関心:高
・右上:他者思考の成功するギバー
└ 自己利益:高/他者利益への関心:高
自分をただただ犠牲にして
与えるだけですと、
ボロボロになってしまう。
成功するギバーは
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・右上:他者思考の成功するギバー
└ 自己利益:高/他者利益への関心:高
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受け取るより多くを与えても、
決して自分の利益は見失わず、
それを指針に ───
「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」
を決めることだというんですね。
書籍を読んで、感覚的に
わかっていたことが
スッキリと明確になりました。
■【成功モデル】ジャムおじさん
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国民的なアニメ『アンパンマン』。
アンパンマンは、
自分の顔を食べさせるという
最強の自己犠牲的なギバー(右下)。
僕らは、あまりにその救い方に
慣れてしまっていますが
自分の顔を食べさせるって
なかなか凄くないですか?笑
でも、アンパンマンって
ジャムおじさんがいなければ
顔が食べ尽くされて
消えてなくなってしまいます。
まぁ、そもそもジャムおじさんが
アンパンマンを作ったんですが。
あれ、、、
ジャムおじさん、凄くない。
むしろ主役じゃん!
ビジネス的な観点で
『ジャムおじさん』を解体してみて
そう思いました。
*
ジャムおじさんは、アンパンマンの
替えの顔を焼くだけではなく
パン工場を運営しているパン職人です。
アンパンマンに助けられた子は、
パンをみるたびに、
その感謝を思い出すはずです。
そして、死にかけたときに食べた
あの味を思い出して、
パンが食べたくなる。
そうしたら、どこでパンを買います?
そりゃぁ、ヤ◯ザキパンではなく、
ジャムおじさんが
作っているパンでしょ!
アンパンマンを作って
人助けをすることで ───
・イメージアップ
・パンの宣伝
何より
・忘れられないストーリーの記憶
コレを狙ってやっているとしたら
ジャムおじさん、キレッキレの
敏腕ビジネスマンです!
■ ジャムおじさんモデルを導入
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ジャムおじさんモデルを
自社で取り入れることはできないか?
社会貢献をするギブが
いつしか、自社のビジネスの
広がりにつながるには?
そんな問いを、
ジャム師匠からいただいたので、
これから考えてみます。
アイデア求むっ!
◎追伸、
学校でのエンパシーの授業は
講演代などはいただいていなので
ジャム師匠に褒めてもらえるかも(笑)